大学院・社会学研究科 Graduate course 社会学専攻 教員紹介
- 研究分野
現代社会における「社会的なもの」の変容を以下の3点を中心に研究している。(1)労働という観念と制度の変容、(2)グローバリゼーションのもとでのレイシズムの勃興、(3)消費社会の進展と個人生活の変容。
- 研究業績
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- 共編著『社会的なもののために』ナカニシヤ出版、2013年
- 共著『フラット・カルチャー ――現代日本の社会学』せりか書房、2010年
- 演習・論文指導
研究テーマ 現代社会論
現代社会という大きな対象を考えるには、いくつものやりかたがあるけれども、この演習では、現在進行中の個人性と集団性の変容を理解することをつうじて現代社会の理解に迫りたい。そのために以下の3つのテーマに焦点を当てることとする。(1)労働という観念と制度の変容、(2)グローバリゼーションのもとでのレイシズム・排外主義の勃興、(3)消費社会の進展と個人生活の変容。受講希望者は、研究テーマを自由に設定してよいけれども、上記の3つのテーマに関連しているのが望ましい。外国語文献を精緻に読解し、考察対象の比較、解釈のための理論的視点を身につける意欲と能力が必要である。
- 研究分野
部落差別問題、マジョリティ - マイノリティ間の集団関係、災害研究
- 研究業績
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- 『部落問題と向きあう若者たち2』(単著、解放出版社、2025年)
- 『現代の部落問題』(共編著、解放出版社、2022年)
- 『被差別部落マイノリティのアイデンティティと社会関係』(単著、解放出版社、2020年)
- 『差別とアイデンティティ』(共編著、阿吽社、2013年)
- 演習・論文指導
研究テーマ 差別論
我々が構成する現代社会において、差別はあってはならない不当なものであるという認識は広く共有されているものの、差別は現に生じている。本演習・論文指導では、現代社会で生じているマジョリティ-マイノリティ間の差別問題を主題として、差別の発生メカニズムと克服のための諸条件を見出せるよう指導を行う。フィールドワーク・インタビュー・参与観察・質問紙調査や統計データの二次分析など、なんらかの社会調査データに基づく実証研究を行うことを求めるとともに、それらの指導も行う。指導内容については、内田のウェブサイトも参照すること。
- 研究分野
日本人の海外移住や日本社会のグローバル化・反グローバル化の動きなど日本に関わる事例を中心に、国境を越える人やモノ、文化の移動について研究している。
- 研究業績
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- ”Between Lifestyles and Economic Opportunities: The Gendered Expectations of Japanese Expatriates in China’s Global Cities” in Sylvain Beck ed. Expatriation and Migration: Two Faces of the Same Coin, Brill, pp. 89-110. 2023年
- 「観察する女性/観察される女性 シカゴ学派社会学におけるジェンダー」(『社会学部紀要』第48巻第2号 2017年 53-79頁.)
- 「移民と国民の境界:現代の国際移動をどうとらえるか」(石井香世子編『国際社会学入門』ナカニシヤ出版、2017年、13-21頁.)
- 演習・論文指導
研究テーマ 国際社会学
本演習では、国境をはじめとするさまざまな境界を越えて、移動し、拡散する事象を社会学的に調査し、分析するための方法と実践を学ぶ。グローバル化やトランスナショナリズムという用語は、人の移動や文化の拡散をはじめ、国民国家を越える事象を指し示す概念として日常的に用いられている。それだけ私たちの現実は、国民国家の枠に収まらない出来事に満ちていいるのであり、国際社会学に関心を持つ人であれば、自らの実体験のなかで境界を越える経験をしてきていることだろう。だが、人々がそれぞれの現実を記述するだけでは、議論を共有することができない。先行研究を検討し、社会調査によって収集したデータを社会学的な概念を用いて分析し、自分自身の実感の先を目指すことや、論文や口頭発表によって、異なる関心を持つ人に共有する能力を高めることが必要となる。演習では、主にインタビューや内容分析を指導しているが、他の調査方法を用いる場合は本研究科で開講している講義や実習で自ら学ぶことが求められる。
- 研究分野
環境社会学を軸に、公害問題と環境問題の相互関係、持続可能な地域づくりとローカルファイナンス、風景と気象の社会学的分析について興味をもっている。
- 研究業績
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- 「ローカル・ファイナンスは持続可能な社会の発展にどう寄与するのか――信用の社会的機能を地域に埋め戻す」『環境社会学研究』第29巻、2023年)
- 「「問うこと」から「応答すること」へ――労働運動はいかにして合成洗剤問題に関与したか」(『労働者と公害・環境問題』法政大学出版局、2021年)
- 「正連動をともなう介入の進化と「第三のシステム」――騒音問題と再生可能エネルギー問題の分析にもとづいて」(『環境問題の社会学:環境制御システム論の理論と応用』東信堂、2020年)
- 演習・論文指導
研究テーマ 環境社会学
本演習は、環境社会学を主たる学問領域として、持続可能な地域社会づくりや、公害問題における被害-加害関係の解明等といった研究課題を、具体的な事例にもとづいて探究します。指導にあたり、できるだけ多様な研究テーマを受け入れますが、環境社会学の基礎的な知識があることを前提として、入学後はさらに専門的な文献を読み込む努力とともに、自身の調査において当事者や現場に対して責任感をもって真摯に向きあう姿勢を強く求めます。
- 研究分野
特に、児童養護施設などの子どもの社会的養護の歴史社会学、およびフィールド研究を専門にしている。
- 研究業績
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- 『〈病と戦後〉の歴史社会学: 疾病と公害をめぐる神話を解体する』(共編著、青弓社、2025年)
- 『社会的養護の社会学: 家庭と施設の間にたたずむ子どもたち』(共編著、青弓社、2023年)
- 『「戦争孤児」を生きる:ライフストーリー/沈黙/語りの歴史社会学』(単著、青弓社、2021年)
- 演習・論文指導
研究テーマ 社会福祉学
福祉社会学、特に児童養護施設などの社会的養護の場で生活する子どもの歴史社会学およびフィールド研究を専門にしています。指導は、社会学のフレームを通して福祉や医療のフィールドを分析することに力点があります。問題関心は福祉や医療に関連する社会学研究であれば、どのようなものでも構いません。福祉施設研究やクライアントのライフヒストリー研究、専門職論や医療化論その他、御自身の問題関心を社会学の視座から深めることを指導の目的としています。
- 研究分野
近代以降の都市社会の調査および分析。おもに風俗統制の社会史を具体的事例をとりあげて再構成する作業に従事。
- 研究業績
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- 『定本 風俗営業取締り』河出書房新社、2015年
- 『ジャズとダンスのニッポン』関西大学出版部、2024年
- 演習・論文指導
研究テーマ 都市社会学
都市社会学の分野では、具体的なテーマについて実地で調査すること、調査から得られた結果を適切に分析し、論文(あるいは報告)を作成することが目標となる。本演習では、フィールドワークの実施を必須とし、修士論文・課題研究レポートの作成の基礎となる調査報告書の提出を、別に課する。進学にあたっては、情報収集や文章表現の力のみならず、複数の外国語の読解力を備えていることが必要である。進学後すぐに調査に従事しなければならないので、すでに社会調査士の資格をもっていることがのぞましい(本演習では、質的調査を軸にすえた調査を指導する)。また何にもまして、調査を誠実に遂行する倫理観と責任感が強く求められる。なお、現在の都市社会学の領域においては研究職に就くことがきわめて厳しい情勢にある。大学院への進学が研究職に直結しないことを十分に覚悟してほしい。
- 研究分野
日本人の意見の多様さを大規模世論調査データの計量分析によって国際比較・時系列比較している。
- 研究業績
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- 「日本人の意見の多様性─1980年以前の国際共同世論調査データの2次分析」『社会と調査』15巻:74-85頁、社会調査協会、2015年
- 共編著、『社会の見方、測り方:計量社会学への招待』、勁草書房、2006年
- 「二次分析による日本人同質論の検証」『理論と方法』17巻1号:3-21頁、数理社会学会、2002年
- 演習・論文指導
研究テーマ 社会調査論
現代社会では社会調査のデータに基づいて社会の状態が認識され、意思決定がなされることが多い。社会調査は、有益な存在である。だが、一方で、社会調査は、有害な存在にもなりうる。いかに杜撰な調査であっても、実施しさえすれば何らかのデータを入手することが可能となり、データさえあればそれに基づいて何らかの解釈をおこない、論文なり報告書なりを執筆してしまうことが可能となるからである。そのような論文や報告書によって社会が認識され、「事実」が構築され、何らかの意思決定がなされてしまうことの恐ろしさと危うさを玩味しつつ、社会調査論演習では、すでに何者かによって実施された調査の結果を評価する際に、そして、自らが調査を実施する際に、留意すべき点について研究したい。本演習担当者の「社会調査論研究」、「社会調査実習」も履修することを勧める。
- 研究分野
社会調査の調査方法、分析方法について方法論的な研究を行うとともに、成人親子関係を中心に現代家族の計量的研究を行っている。
- 研究業績
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- 共著 『三世代の親子関係:マッチングデータによる実証研究』 風間書房、2018年
- 共編著 『パネルデータの調査と分析・入門』 ナカニシヤ出版、2016年
- 共編著 『日本の家族 1999-2009: 全国家族調査[NFRJ]による計量社会学』 東京大学出版会、2016年
- 演習・論文指導
研究テーマ 社会学方法論
今日の社会学は、量的研究・質的研究のそれぞれがますます多様な研究方法を用いるように発展している。この状況で社会学的研究に取り組む大学院生は、自らの課題に適した先端的な調査・分析方法を習得することと同時に、自らの研究方法の位置づけを方法論の全体的な布置の中で考察することも求めらる。本演習では、自らの研究関心を満たすためのよりよい方法を探求するとともに、調査・分析の具体的な技術を習得することで研究関心をさらに洗練させる経験を積むことを目指す。保田自身は主に現代家族の計量的研究にたずさわっているが、社会学的な研究関心が明確であれば、必ずしも類似の研究対象、研究方法である必要はない。研究方法についての関心・向上心を持つことは強く求める。
- 研究分野
現在の関心は「成人子と親の世代関係」である。時代的にどう変化したか、規範・経済・制度的要因によってどう異なるかを、国際比較も含めて研究している。
- 研究業績
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- 『オトナ親子の同居・近居・援助』学文社、2017年
- 『問いからはじめる家族社会学―多様化する家族の包摂に向けて』岩間暁子・田間泰子との共著、有斐閣、2015年
- 『生涯ケアラーの誕生』学文社、2008年
- 演習・論文指導
研究テーマ 家族社会学
家族社会学に関連するトピックの中から、担当者がその年のテーマを決めそれについて研究していく。応募者は家族社会学への強い学問的関心があることに加えて、(1)20ページ程度の英語論文を1~2週間で読み日本語でレジュメを作れる程度の英語と日本語の語学力がある、(2)社会調査士の資格があるか、それに準じる統計の知識や分析力がある、(3)大学院時代は研究あるいは職業生活の基礎体力を作るための修行の時期として勉学に全力を尽くす、の3点のうち、専門研究コースは(1)(2)(3)、課題研究コースは(2)(3)を必須条件として求められる。
- 研究分野
文化社会学、アニメーションの社会学、新たな文化現象の生成と変容。
- 研究業績
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- 『アニメーションと国家―戦うキャラクター、動員されるアニメーター』(単著 フィルムアート社 2025年)
- 『アニメの社会学―アニメファンとアニメ制作者たちの文化産業論』(共著 ナカニシヤ出版 2020年)
- 『社会学で読み解く文化遺産―新しい研究の視点とフィールド』(共著 新曜社 2020年)
- 演習・論文指導
研究テーマ 文化社会学
技術革新や人々の交流によって、目まぐるしく新たな文化現象が生まれている現代社会において、われわれの生活様式、慣習、価値観が大きく変化します。本演習・論文指導では、文化社会学ではどのような発想をするのか、先行研究の収集方法、社会学理論や具体的な事例などの分析方法を指導します。たとえば、ファッションを研究対象とする場合において、単に現代社会の新たな現象としてとらえるのではなく、「資本主義」、「労働」、「消費」など、社会学の根本問題と関連づけて、考察する必要性について指導します。
- 研究分野
地域福祉論、社会福祉学、北欧社会研究
- 研究業績
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- 『日本の子どもアドボカシーセンター』(共著、明石書店 2025年)
- 『新 世界の社会福祉 第3巻北欧』(共著、旬報社 2019年)
- 『市場化のなかの北欧諸国と日本の介護―その変容と多様性』(共著、大阪大学出版会 2018年)
- 演習・論文指導
研究テーマ 地域福祉論、社会福祉学
本演習では「地域福祉実践や市民活動の現場、当事者」と「制度政策、理論」をつなぐ形で、誰もが生きやすい福祉社会の実現に資する研究に取り組みます。政策制度、支援実践、地域社会の仕組みや市民活動、人々のつながりなど、研究課題は様々に設定可能です。ただし、地域福祉、社会福祉に関連するテーマで、ご自身が明確な問題意識を有していることが必須です。また、当事者(と呼ばれる人々)の思い、地域社会や福祉現場の実践に立脚して考えるスタンスを強く求めます。テーマとする事象やフィールドは日本国内外を問いませんが、地域福祉論、社会福祉学、福祉社会学の枠組みで議論、分析することになります。修士論文としての研究を行うためには、地域福祉、社会福祉の基本的な知識、日本語と英語の十分な運用能力を前提としています。
- 研究分野
教育社会学、歴史社会学、ジェンダー研究
- 研究業績
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- Hama, T., 2024, “Women's career development through everyday life in post‐war Japan: Survey of the Shufuren (the Japanese Association of Consumer Organizations)”, Japanese Journal of Sociology, 33(1), 93-115.
- 『職業婦人の歴史社会学』(単著、晃洋書房、2022年)
- 研究分野
理論社会学、学説史、宗教社会学
- 研究業績
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- 『信仰と組織改革——真宗大谷派・改革運動の歴史社会学』(東京大学出版会、2026年)
- 「宗教のリアリティを捉える——ロバート・ベラーの象徴的実在論の理論的意義」(『社会学評論』75巻3号、2024年)
- 演習・論文指導
研究テーマ 理論社会学
本演習では、社会学において理論を用いるとはどういうことなのか、社会学の理論はいかに形成されてきたのか、理論と実証の関係を議論するとともに、学説史の更新に向けた理論的課題を探究します。担当者の関心は宗教にありますが、理論・学説史、宗教社会学、歴史社会学のいずれかに問題関心があれば論文指導が可能です。論文指導は理論と実証のいずれも重視し、独自の理論的関心を育むことを目指します。英語文献を相当程度読むため、それに必要な語学力の習得を目指してください。













