商学部に関連する資格
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公認会計士(CPA)
企業の経営・財務活動を支えるニーズの高い資格企業は毎年決算を行い、株主や投資家などに業績を記載した報告書を公表する必要があります。公認会計士は、第三者の視点で、報告書が、国の定めた会計のルールに従って適正に作成されているかどうかを調査し、証明する仕事です。これは公認会計士にしかできない独占業務とされています。
■資格取得までの道のり
まずは、公認会計士試験(短答式試験と論文式試験の 2 段階)に合格します。その上で、監査法人等で3年以上の業務経験を積みます。その期間に実務補習を修了し、修了考査に合格できれば、公認会計士への資格が与えられます。
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税理士
企業や個人の納税をサポートする社会貢献度の
高い資格税理士は、税と会計の専門家であり、税務に関わる業務を行える唯一のプロフェッショナルです。税務代理・税務書類の 作成・税務相談は、税理士にのみ認められた業務です。そのほか、財務諸表や帳簿の作成といった会計業務や経営コン サルタント業務なども行っています。また、租税に関する訴訟の補佐人や、会社の役員として財務諸表を作成する会計参与に就くことができます。
■資格取得までの道のり
大学で必要な科目を履修する、日商簿記検定1級に合格するなどして税理士試験の受験資格を得ます。その後試験に合格し、2年間の税務や会計の実務経験を経て、資格を得ることができます。
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不動産鑑定士
土地や建物などの不動産の評価や担保としての価値を判断するための国家資格です。
■資格取得までの道のり
不動産鑑定士試験は、短答式試験と論文式試験に合格する必要があります。その後、実務修習を受け、修了考査に合格したうえで、不動産鑑定士として登録することで、正式に不動産鑑定士として活動することができます。
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中小企業診断士
中小企業に対して、経営状況を診断してコンサルティングを行える国家資格です。
■資格取得までの道のり
中小企業診断士試験は、1次試験と2次試験に合格する必要があります。その後、実務補習または実務従事を経て、経済産業大臣に登録申請を行い、登録通知を受けることで、正式に中小企業診断士として活動することができます。
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国税専門官
国税局や税務署に勤務し、適正な課税を維持して租税財源を確保するために、納税者への指導、督促などの業務を行う専門職です。
■資格取得までの道のり
国税専門官採用試験に合格した後は、自分が勤務を希望する国税局で採用面接を受け、内定を得ます。その後、採用されて所定の研修を修了すると、正式に国税専門官として任命されます。
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証券アナリスト
投資についての高度な専門知識と分析能力を駆使して、投資家へのアドバイスや投資管理の情報を提供します。
■資格取得までの道のり
証券アナリストになるために、特別な資格は必要ありません。一般的には、証券会社や銀行、保険会社、投資顧問会社などの金融機関に就職し、実務経験を積んだうえでアナリストとして活躍することになります。
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ファイナンシャルプランナー
顧客の将来設計を財務面からアドバイスを提供するスペシャリストです。
■資格取得までの道のり
ファイナンシャルプランナーとして活躍するには、「FP技能士」「AFP」「CFP」のいずれかの資格を取得し、実務経験を積むことが重要です。これらを通じて、真のファイナンシャルプランナーとしての実力を高めていくことができます。
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教員免許
中学校の社会科、公民科、商学科の教員を目指すことができ、第5類の教員免許科目のうち14単位を卒業所要単位に含めることができます。
■資格取得までの道のり
教員免許を取得するには、大学で教職課程を修了し、小学校・中学校・高等学校および教科に応じた必要単位を取得する必要があります。その後、教員採用試験(筆記・面接・実技)に合格することで、教職に就くことが可能となります。