本法科大学院は、2014年10月に大阪大学法科大学院との間で、相互の法科大学院の充実に向けて連携協力を推進することを合意し、双方の特色ある科目の単位互換、FD活動の共同化により本法科大学院の教育力の向上を図っています。
両校の連携により、それぞれの法科大学院が有する特徴的な教育プログラム、人的資源を組み合わせることを通じて、法科大学院教育が本来有している先進性・優位性をよりいっそう高めることが期待できます。
連携講義
2015年度より、両大学の教員が協力して行う連携講義を複数科目で実施しています。両大学の教員と受講生、さらには両大学の受講生同志の対話と討論を通じて、授業を展開しています。これにより、双方の学生が切磋琢磨して学修することができ、また、担当教員間で教育内容・教育効果の検討・教材開発等を行うことにより、教育の質のさらなる改善に繋げています(2025年度時点で、「連携講義(憲法発展演習)、(刑事証拠法演習)、(行政法発展演習)、(民法演習)、(会社法発展演習)」の5科目を開講)。
単位互換制度
各LSが開講する授業科目において、単位互換制度を実施しています。
大阪大学法科大学院の開講科目を修得した場合、修得した単位の認定については本法科大学院にて決定し、修了所要単位として取り扱います。
裁判所見学
例年、各LSが主催する最高裁判所をはじめとした裁判所等見学に共同で参加し、学生の見識・知見を広げ深める機会を提供しています。
その他
双方の入学予定者に対して、大阪大学法科大学院による入学前準備企画(「憲法」、「民法」、「刑法」および「法律文書の書き方講座」)と、本法科大学院による科目別集中オリエンテーション(「憲法」、「民法」、「刑法」、「民事訴訟法」、「刑事訴訟法」および「要件事実講座」)の相互提供を行うことにより、入学前から交流を図ることで、学修意欲を高めることに繋がっています。