キャンパスライフ 現役学生Interview

偶然の出会いを、自分だけの納得に変えていく。
数字と心理の狭間で、考え続ける私らしさ。

心理学専攻 4年次生(所属ゼミ:山下ゼミ)壁谷 咲さん

将来なりたいものはありますか?

将来、具体的にどんな職種に就いて、どんなキャリアを築くか、今はまだ漠然としたグラデーションの中にいます。ただ、社会が提示する分かりやすい幸せの形(就職、結婚、老後のあり方など)に自分を無理に当てはめるのではなく、人生の時々で直面する問いに対して、自分自身で深く見つめ、納得のいく答えを導き出せる人間でありたいと思っています。たとえ年齢を重ねて今好きな趣味や活動ができなくなったとしても、その時々の変化を受け止め、自分の経験を血肉にしながら歩んでいけること。そんなふうに、物事の本質や自分自身と誠実に向き合い、「考え続ける」姿勢を生涯にわたって大切にしていきたいです。

そのために何か取り組んでいることはありますか?

もともと高校時代は理系で数字が好きだったのですが、進路を模索する中で「心理学」という学問に惹かれ、社会学部に入学しました。実際に学びを深める中で、より興味を持ったのが、実験や調査のデータを解析する「統計学」の領域です。私の所属するゼミは、調査そのものよりも「統計手法・分析」に特化しており、かつて親しんでいた複雑な数式を使って現象を紐解いていく面白さを再発見しました。心理学という枠組みの中にいながら、自分の得意なアプローチで客観的に事実を読み解く。偶然の出会いから始まったこの学びが、今の私の思考を支える大きな軸になっています。

入学後に一番成長したと思う点はなんですか?

高校生の頃までは、どうしても自分本位なものの見方に終始してしまうことが多かったように感じます。しかし、社会学部での多様な学びや、ゼミでの自由闊達な発表、そして何より80人規模の吹奏楽サークルで「指揮者」を務めた経験が私を大きく成長させてくれました。指揮者として、それぞれの個性が集まる音を聴き、どう表現してほしいかを決めていくプロセスは、決して自分一人の意見を押し通すことではありません。集団を率い、学業とサークルを上手に両立させるための自己管理能力も含めて、他者や環境を俯瞰して捉える視野の広さが自然と身についたと実感しています。

入学前と現在を比べて、社会学部の印象は変わりましたか?

入学前は社会学部という場所がこれほど自由だとは想像していませんでした。社会学部はとにかく個人の裁量に任されている部分が大きく、自由度が高いのが大きな魅力です。理系の学部のように授業やテストだけで週5日すべてが埋まってしまうような息苦しさがなく、自分の関心に合わせて時間の使い道をデザインできます。私の場合、その自由さがあったからこそ、学業での専門性を深めつつ、サークルの幹部や指揮者としての活動に全力でエネルギーを注ぎ込むことができました。自分次第でどこまでも可能性を広げられる、そんな贅沢な環境だと思います。

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※年次は取材当時のものです。